相馬地方は、福島県浜通りの北部に位置し、太平洋の豊かな漁場と阿武隈山系の彩りある自然に囲まれた温暖な地域で、相馬市・南相馬市・新地町・飯舘村の4市町村で構成しています。
 

 
相馬市

 

相馬中村神社

 相馬市は、江戸時代に第17代相馬利胤が中村に居城を構えて以来、約260年間相馬氏による藩政がしかれた相馬中村藩六万石の城下町として、歴史と伝統が受け継がれている。相馬家代々の氏神として崇敬されてきた国の重要文化財「相馬中村神社」は、相馬野馬追において、総大将を擁するところであり、毎年、出陣の儀式が厳かに執り行われる。その他、「相馬盆唄」などの民謡の里としても知られており、かつて相馬の国歌であった「相馬流れ山」は、現在も野馬追でうたわれている。
 
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南相馬市


相馬野馬追(甲冑競馬)

 南相馬市は、平成18年1月1日、旧鹿島町・旧原町市・旧小高町の1市2町が合併して誕生。1,000年以上の歴史を誇る「相馬野馬追祭」の開催地であり、雲雀ヶ原祭場地で実施される甲冑競馬、神旗争奪戦は、祭りのハイライトである。また、小高区で開催される「野馬懸」は昔の名残を留めている唯一の神事とされ国の重要無形民俗文化財に指定される由縁とされる。その他、原町区の「桜井古墳」(東北地方でも有数の大規模古墳)や小高区の「大悲山の薬師堂石仏」(日本三大磨崖仏の一つ)など、国指定の史跡も数多くある。なお、現在も市の一部は、避難区域に指定されており避難を余儀なくされている住民もいる。

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新地町


鹿狼山山頂(初日の出)

 新地町は、阿武隈山系から伸びる丘陵と太平洋の間に田畑や果樹園が広がる自然豊かな町である。手長明神の伝説で知られる標高430mの鹿狼山は、5つの登山コースが整備され、手軽なハイキングコースとして人気が高く、毎年元旦には、初日の出を見るために多くの登山客が訪れる。なお、国の名水100選にも選ばれた「右近清水」のほか、「いっぱい清水」、「真弓清水」など数多くの清水が湧き出ていることでも有名。

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飯舘村

 

はやま湖

 飯舘村は、阿武隈山系の北部に位置する丘陵地帯で、面積の7割以上が森林地帯となっている。この豊かな自然を活かし、1,800haという広大な土地を使い「飯舘牛」の生産に力を入れていた。しかし、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の影響で全域が避難区域に指定され、多くの住民が避難生活を余儀なくされていたが、平成29年3月31日に避難解除され、着実に復興へ向け歩みを進めている。
 
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